木と木材
当社で取り扱う木材はたくさんの種類にわたります。
杉や松、檜などのポピュラーなものから珍しいものまでご紹介します。
クルミ:【胡桃】 木材としては、ウォールナットと呼ばれ、チークやマホガニーとともに、世界では三大銘木の一つに数えられます。木質は重く硬く、衝撃に強く、強度と粘りがあります。
加工時の狂いが少なく、着色性も良いという特性を持っています。
落ち着いた色合いと重厚な木目から高級家具材、工芸材にも用いられてきました。
カヤ:【榧】 主に日本の中南部に分布するイチョウ科の木。
福島県~群馬県近辺が北限のようです。
樹高は20メートル程度まで育ち、耐陰性が強いのであまり日の当たらないところでも育ちます。
材木にすると淡黄色となり、光沢があり緻密で特有の芳香を放ちます。
耐朽性・保存性が高く比較的加工しやすいのが特徴で、主な利用法は「将棋盤」「碁盤」で、彫刻や工芸品にも利用されます。
サクラ:【桜】 日本の春といえば、桜。日本時であれば、桜=春というくらいの、春の代名詞ともいえる木です。
材木は家具に使われることが多いほか、彫刻に用いられたり、小物入れや茶筒などの細工物に利用されます。
また、樹皮の模様の美しさから、旅館などの柱の装飾などにも用いられる場合があります。
たくさんの種類があります。
クリ:【栗】 非常に硬いため耐久性が高く、木材としては高級品として扱われます。
古くから鉄道の枕木に利用されています。
また、薄く引き剥がしやすい特性を生かして、屋根葺き用の薄板に使われました。
戦時中は銃床の材料としても用いられたそうです。【栗】の漢字が「西」と「木」の組み合わせであることから西方浄土になぞらえて位牌などの仏具にも多く使用されています。
ホウノキ:【朴】 かなり大きくなる高木。堅いので下駄の歯(朴歯下駄)などの細工物に使われます。
ヤニが少なく加工しやすい為、日本刀の鞘にも用いられてきました。
クロカキ:【黒柿】 柿の木全体の数万本に1本といわれる貴重な柿の木。
特に「黒柿」という種類があるわけではなく、黒い縞杢を有する木材を黒柿(くろがき)と称しています。柿の木全体としての用途は、和家具や床柱、建築用装飾材、茶道具など。
黒柿は希少価値が高いため、珍重されます。
イチョウ:【銀杏】 中国が原産ですが、人為的に移植され、世界各国で見ることができます。
日本では、東京、大阪、神奈川で県の木に指定されているほどポピュラーな木。銀杏並木も各都道府県で見ることができます。長寿であり、成長すると巨木になる。木材としては油分を含み水はけがよく、材料も均一で加工性に優れ狂いが少ない特質を持っています。カウンター等の天板・構造材・造作材・建具・家具・水廻りなど広範に利用されており、碁盤や将棋盤にも適材とされるほか、特にイチョウ材のまな板は高級品とされています。
キリ:【桐】 原産地は中国とされ、日本では北海道南部以南において植栽される。福島県の会津桐、岩手県の南部桐は有名である。日本国内の木材として最も軽く、湿気を通さず、割れや狂いが少ないという特徴があり、高級木材として重宝されてきた。日本では箏や箱、家具、特に箪笥の材料として用いられることが多く、桐箪笥といえば高級家具の代名詞ともなっています。
エンジュ:【槐】 中国が原産で、日本でも街路樹や庭木として植えられる。7月の開花時期には、白い蝶形花が多数開き、蜂などの重要な蜜源植物となります。
蕾を乾燥させたものは、槐花(かいか)という生薬で止血作用があります。